モンテッソーリ教具の定期レンタルサービスbiblioteca(ビブリオテーカ)のブログへ訪問いただきありがとうございます。代表のいわいえりです。

今後こちらのブログでは、モンテッソーリ教育についてご興味をお持ちの保護者の皆さまに向けて、
モンテッソーリ教育全般についてや、
おうちで手軽に取り入れられるホームモンテッソーリの活動、
モンテッソーリ教師である私が実際に行なっている知育や家庭学習について綴っていきます。

まずは自己紹介を。

主人、小学2年生の娘、年中の息子の4人家族。元々はリクルート社で営業やマネジメントの業務に従事していた、教育熱心めなワーママでした。家庭保育園、DWE、ピグマリオン(浜キッズ)、Z会、ドラゼミ、知研BOX(チャイルドアイズ)と様々な教材を経験してきました。そんな中でモンテッソーリ教育と出会ったのは、娘が4歳、息子が0歳の頃です。

当時年少の娘について、通学させたい小学校があったので、受験も視野に入れて幼児教室に通わせておりましたが、幼児教室という小集団で取り組みをすることはメリットもデメリットもあると感じていました。お友達の様子を真似て新しいことに興味が湧いたり、刺激を受けて奮起したりする姿も見られた一方で、お友達に劣等感を抱いて子どもが自分自身を丸ごと否定してしまったり、親がプロセスよりも結果に囚われそうになったりという面もありました。デメリットは、子どものタイプにも寄りますし、素晴らしい先生に出会うことができれば、クリアしていけるものだとも思います。しかし、受験というのは入試の日という明確なゴールに向けて、子どもが発揮できるアウトプットの準備を整えないといけないです。「長い目で子どもの教育を考えたときに、我が家の選択は本当にこれでいいのか」と考えさせられる場面が幾度となくありました。

そんな中、小学校受験や中学校受験など様々な情報収集の中で幼児教育としてのモンテッソーリ教育に出会います。1冊目に手に取ったのは「ひとりで、できた!(池田政純・池田則子著)」でした。子どもは学びたがっていること、自ら学ぶ力があること、大人がやるべきことは教えこみではないこと、を知り、自ら学ぶ子どもの姿に関する描写を衝撃を持って読みました。

そこから、少しずつ家庭でできることを模索して行きます。(ちなみに、主人の転勤に伴い引っ越しをしたので、小学校受験はやめ、娘は公立小学校に通っています。中学校受験を視野に家庭学習を進めています。)

私は、モンテッソーリ教育に出会って、子どもの “敏感期” に気づけるようになることで
他の子どもとの違いが気にならなくなり、
目の前の子どもにしっかりと目を向け、
ささやかな子どもの頑張りをも一緒に喜べるようになりました。

また、子どもの「わからない」「できない」「もっと知りたい!」という気持ちに
教え込むのではなく、子どもたちが学びやすい方法で応えることができるようになってきました。(娘が小学校に上がった今でもそうです。)

モンテッソーリ教育は、日本においてはまだまだ経験できる場所が限られています。
気軽にモンテッソーリ教具に触れ、
ご家庭にモンテッソーリ教育のエッセンスを取り入れることで
保護者の皆様も、気づきや学びを深められるのではないかと考えています。

モンテッソーリ教育は子ども1人1人を丁寧に観察することが欠かせません。
誤解を恐れずにいうと、手間ひまがかかります。
しかし【学ぶことが大好きな子どもの姿】を引き出せるとやってみてよかった!と思っていただけると思います。

お子様の好奇心や興味を刺激する家庭教育環境を
保護者の皆さまと一緒に作っていきたいなと思っています。